不登校の子を持つお母さんが一番見失いがちなこと
不登校のお母さんって、
きっと子どものために 何かはやっていると思うんです。
調べたり、相談したり、
食事を工夫したり、
声かけを考えたり、
見えないところで たくさん動いている。
でも不思議なことに
「私、ちゃんとやってる」
と感じられていないことが多い。
そうなると
親も苦しくなり、
親子でどんどん沈んでしまう。
結果ばかり見ていた頃
私もそうでした。
「登校する」
その結果だけを見ていました。
学校に行けば嬉しい。
休めば不機嫌。
そんな態度を 無意識に取っていました。
きっと子どもにも 伝わっていたと思います。
子ども以外にアプローチできるようになった
その後、
発達のことを学び、
食事療法を知り、
療育整体を学びました。
すると
子ども以外のところにも アプローチできる
と気づいたんです。
例えば
学校を休んだ日も
「今日はこの栄養をプラスしてみようかな」
「今度はこんな視覚化をしてみようかな」
そんなふうに
自分の行動
に集中できるようになりました。
親子の距離が変わった
すると不思議なことに
子どもを 「どうにかしなきゃ」
という気持ちが 少しずつ薄れていきました。
そして
親子の距離が整っていった
そんな感覚があります。
子どもを変えようとするより、
自分ができることに 集中する
その積み重ねが 親子関係を変えていくこともある。
お母さんは、もうやっている
不登校のお母さんは
もうすでに
たくさんやっています。
でもそれを
「やれている」
と感じられないと 苦しくなってしまう。
だからこそ
自分の行動に目を向けること
それが 親子の安心につながることも あるのだと思います。
「ちゃんと怒れる人でいよう」高校生の息子に教えられたこと
先日、息子とランチをしていました。
高校生活も終わり、
これまでの学校生活を振り返るような話になりました。
その中で、ある子の話が出てきました。
ずっと愚痴や文句を言っていた友だち
その子は、相手に聞こえるような声で文句を言う子だったそうです。
息子はずっとその子の愚痴の聴き役をしていたらしく、
私は思わずこう思いました。
うちの子は聞き上手なんだよな〜。
でも同時に
愚痴を聞くのはエネルギー奪われるよね。疲れたんじゃないかな?
とも思いました。
ところが息子は、こう言いました。
その子から学んだこと
「でも、その子から学んだことがある」
そう言うんです。
そして続けて
「自分もちゃんと怒れるようになった」
「しっかり怒ることも大切だって教わった」
そう話してくれました。
正直、驚きました。
そんなことを言う高校生がいるんだ。
我が子ながら、しびれました。
嫌な時期があってもまた戻る
一時期は、その友だちと距離があったそうです。
でも今は、また普通に仲良くしている。
男の子だからなのか。
それとも、捉え方が大人だからなのか。
その関係性がとても眩しく感じました。
あなたはちゃんと怒れていますか?
嫌なことがあったとき
「あの人にはこんな背景があるから」
「忙しかったのかもしれない」
「悪気はなかったはず」
そんなふうに考えて
自分が傷ついたことを見ないふり
していませんか?
相手を理解しようとすることは
とても大切なことです。
でも
自分の気持ちを無視し続けると
不満はどんどん溜まっていきます。
そして、ある日突然
修復できないほどの距離
になってしまうこともあります。
怒りに気づくことは悪いことじゃない
大切なのは
自分が傷ついたこと
怒っていること
それを自覚すること。
不思議ですが
それができた方が、
相手を大嫌いにならずに済むことがあります。
関係を壊さないためにも、
自分の感情を大切にすることは必要なんです。
息子を誇らしく思った日
店内でそんな話を聞きながら
私は思いました。
ああ、この子は不登校だったけれど、ちゃんと人間関係は学んでいたんだな
と。
我が子ながら、誇らしく思った時間でした。
心を調えるコーチング
人間関係の悩みは
「どう関わるか」よりも
自分の心がどう整っているか
が大きく影響します。
心が整うと、
人との距離の取り方も変わります。
もし
・人間関係で疲れてしまう
・本音が言えない
・感情コントロールが難しい
そう感じているなら、
心を調えるコーチングでお話ししませんか。
不登校の子どもに言わなかった言葉
学校に行けていないことを、
申し訳なさそうにする息子に、
私は「恥ずかしくないよ」「堂々としなさい」とは言いませんでした。
無理に前向きにしない
つらい気持ちのままの子に、
前向きな言葉をかけることは、
さらに苦しめてしまうことがあります。
まず必要なのは、
そのままの気持ちでいられること。
まずは親が自分の気持ちを感じ切ること
私は息子に対して
「学校に行って欲しいと思ってはいけない」とずっと思ってきました。
自分のネガティブな気持ちはずっと奥に秘めたままでした。
ある日、「(学校に行って欲しいと)思うくらいいいよね」
と、思ったとき、心も身体もふわっと緩んだことがありました。
それをきっかけに、息子の気持ちにも寄り添えるように。
以前のコラムにも書きましたが、自分の感情を感じ切ることが相手の気持ちを理解することに繋がる。
そう思ったのはこの出来事があったからです。
思いやりを愛として受け取れるように
息子が前向きな態度や言葉を、
見せるようになったのは、
私の関わり方が変わったからだと思っています。
否定せず、急がせず、
ネガティブな言葉もそのままを受け止める。
それが、少しずつ彼の心を育てていきました。
オンライン発達相談のご案内
不登校・親子関係・子どもの心のケアについて、
今の気持ちを話してみませんか。
親も子も、安心できる場所を一緒につくっていきましょう。
「そうじゃない」を伝えるためにやったこと
不登校になった息子は、友だちや先生の何気ない言葉を、
自分を責める材料にしてしまうことがありました。
学校に行けていない罪悪感が、
言葉を尖らせて、自分に刺していたのです。
汚い言葉も、全部聞く
私は息子に、
「そうじゃないんだよ」ということを伝えたくて、
とにかく聞きました。
汚い言葉も、怒りも、悲しみも、
聞いて、聞いて、聴き続けました。
なぜなら、
自分の感情を感じ切らないと、他者の気持ちは理解できないと思ったからです。
親の正論は、時に雑音になる
「そんなふうに考えなくていい」
「前向きに考えよう」
それは親の正論かもしれません。
でも、苦しんでいる子どもにとっては「否定」です。
必要なのは、
正すことではなく、
感じ切る時間でした。
受け取り方が変わった瞬間
息子は少しずつ、
「なんで学校に来たの?」「もう帰るの?」などの言葉を、
責めではなく、思いやりとして受け取れるようになっていきました。
それは、
彼の在り方が変わったからだと思っています。
感情を押し込めず、
そのまま出し切る時間を持ったから。
子どもは自分で気づく力を持っています。
「それは間違っている!」と思っても、正すことを急がずに
最後まで聞いてみて欲しいなと思います。
オンライン発達相談のご案内
子どもの言葉が苦しくて、
どう関わればいいのか分からないとき。
オンライン発達相談では、
親子の関係を一緒に整理していきます。
話せる場所があるだけで、親子は変わっていきます。
不登校でも「幸せだった」と言えた高校卒業の日
次男が高校を卒業しました。
卒業式の前にもらった両親への手紙には、こう書いてありました。
「数えきれないほどのサポートで、学校と近い距離で常にいられました」
「たくさんの友達もできて、幸せを感じました」
起立性調節障害で起きられないことが多く、
遅刻や欠席の多い次男でしたが、
学校行事には参加し、登校したときには教室に入れる子に育ちました。
そんな次男を受け入れてくれたクラスメイトや先生方には
感謝の気持ちでいっぱいです。
学校に行けないこと=不幸ではなかった
学校に行けなくなってからずっと、
本人は「行けない自分」を責めていました。
友だちや先生からの何気ない言葉を、
自分の罪悪感で研いで、尖らせて、
自分に突き刺してしまうこともありました。
先生や友だちの言葉や態度を
愛として受け取ることができるようになるまでは
とても大変な道のりでした。
「幸せだった」と言えた理由
卒業の日、息子は言いました。
「高校生活楽しかった!」
それは、学校に毎日通えたからではありません。
自分の気持ちを大切にしながら過ごせた時間があったからだと思っています。
特性や繊細さがあっても、不登校でも、
家庭の中で社会性をはぐくめば、人生は豊かになります。
オンライン発達相談のご案内
療育整体mamanoriaのオンライン発達相談では、
不登校・登校しぶり・親子関係について、
安心して話せる時間を大切にしています。
子どもが自分らしく育つ道を、一緒に探していきませんか。
