「ひとりでお弁当」に感じた絶望が尊敬に変わった話
息子たちが、
高校1年生と大学1年生になった頃の話です。
「もうそろそろ慣れたかな?」と思い、
お弁当はどこで食べているのか聞いてみました。
すると2人とも、
「1人で食べてるよ」
と言うではないですか。
頭の中は一瞬で「かわいそう」
その瞬間、
私の頭の中は
「かわいそう」
でいっぱいになりました。
1人ぼっちでお弁当を食べている姿を想像して、
胸がギュッと苦しくなったのを覚えています。
でも、それは本当?
でも、ふと立ち止まりました。
「それ、本当にそうなの?」
私はコーチングを学んできました。
「私はそう思っている」だけで、
子どもたちは違うかもしれない。
そうやって、 自分で自分に問いかけてみました。
自分のことを振り返ってみる
よくよく考えてみると、
私も1人でご飯を食べるのは平気なタイプ。
むしろ、
・雑談が苦手だったり
・気を使う方が疲れたり
そんなこともあります。
そう思ったときに浮かんだのが、
「この子たち、1人を選んでいるのかも」
という視点でした。
絶望から尊敬へ
その瞬間、
「この子たち、すごいな」
と感じたのです。
周りに流されず、
自分で選択している。
それはとても大きな力です。
3年後に見えたもの
そして3年後。
息子たちには、
気の合う友人たちができていました。
無理に合わせるのではなく、
自分のペースで関係を築いていく。
そのプロセスを、
ちゃんと歩んでいたのだと思います。
親の「思い込み」は強い
あのとき、
「かわいそう」
という気持ちのまま、
・無理に友達と食べさせようとしたり
・環境を変えようとしたり
していたら、 どうなっていたでしょうか。
子どもたちの選択を、
奪っていたかもしれません。
私の頭の中は、
今でも忙しいです。
でも、
絶望のまま動かなくてよかった
そう思っています。
子どもの姿を見て、
不安になることはたくさんあります。
でもその時こそ、
「それ、本当にそう?」と立ち止まること
が、 親子の未来を変えていくのかもしれません。
「不登校の正解はひとつじゃない|講演会で伝えた“選択肢”と親の関わり方」
「行けない子が教えてくれた
不登校の選択肢と関わり方」
無料講演会を開催しました。
FacebookやInstagramでのご案内でしたが、
たくさんの方にご参加いただきました。
本当にありがとうございます。
お伝えしたかったこと
今回お話しした内容は、
あくまでも我が家の経験
です。
私と次男だったからこそ、
うまくいったこともたくさんあります。
だからこそ、
「これが正解です」 とは言えない
そう思っています。
情報が多いからこそ迷う
今は、
子どもとの関わり方についての情報が
たくさん溢れています。
・こうした方がいい
・これはNG
・この対応が正しい
でも、
そのまま我が子に当てはまるとは限りません。
むしろ、
合わない方法を続けることで、 親子ともに苦しくなることもあります。
大切なのは「自分の中の正解」
不登校の関わり方に、
たったひとつの正解はありません。
だからこそ必要なのは、
「我が子に合った関わり方」を見つけること
です。
そしてそれは、
外から与えられるものではなく、 自分の中で見つけていくもの
だと感じています。
ひとりで探さなくていい
とはいえ、
ひとりで正解を探し続けるのは、 とても大変です。
だから私は、
グループコーチング
という形で、 一緒に考える場をつくっています。
・他の方の視点を知る
・自分の考えを言葉にする
・気づかなかった選択肢に出会う
その中で、
自分なりの関わり方
が少しずつ見えてきます。
次回グループコーチングのご案内
次回は、
5月スタート予定
です。
現在、
4月30日まで早割価格
でご案内しています。
(※お席には限りがあります)
気になっている方は、 お早めにご確認ください。
子どもを変えようとするのではなく、
関わり方を見直していくこと。
その積み重ねが、
親子の関係を少しずつ変えていきます。
あなたに合った形を、
一緒に見つけていきませんか。
不登校から大学進学へ
次男がこの春、 大学生活をスタートしました。
ここまでの道のりを振り返ったとき、 思い出したやり取りがあります。
数年前にもらったアドバイス
数年前、 ある先生からこんな言葉をいただきました。
「すべての教科をまんべんなく頑張るのではなく、
興味が持てる方法や得意な分野を伸ばしていくのも一つですよ」
さらに、
「学校に行けているだけでも素晴らしいこと」
という言葉も、 当時の私にはとても印象的でした。
その当時の私は、
得意なことでカバーする
という言葉を頭では分かっていても
実際に目の前に居る息子ができるなんて思ってもいませんでした。
学校に行けていることが素晴らしい。
分かるけどやっぱり行って欲しいとも。。。
思うようにいかない時期もあった
私が想像していた通り高校生活は、 決して順調なことばかりではありませんでした。
学校を休む日が続くこともあり、
このままで大丈夫なのか
と感じることもありました。
それでも、息子は
自宅で自分なりに学習を始め、
できることを積み重ねていく
そんな姿を見せるようになりました。
得意なことを伸ばした結果
その中で、 得意な分野を活かした学びを続けたことで、
今の進路につながりました。
振り返ると、
あの時の先生のアドバイスの通り
の流れになっていたと感じます。
学校生活の中で得たもの
登校できた日には、
友人と過ごしたり、 外で一緒に勉強したりと、
息子の得意を活かした楽しみ方
をしていたように思います。
すべてが完璧でなくても、
「自分なりに過ごせた時間」
は、 彼にとって「できた」を積み重ねていく時間になったのだと思います。
今、感じていること
改めて感じているのは、
同じ出来事でも、 どんな視点で関わるかで結果は変わる
ということです。
できないことに目を向けるのか、
できること・活かせることに目を向けるのか
その違いは、 とても大きいと感じています。
私ひとりでは、そんな視点で息子を見ることは難しかったと思います。
先生ありがとうございます。
同じように悩んでいる方へ
もし今、
お子さんのできていない所ばかりを見てしまっているなら
その子の「得意」や「好き」
に、 少し目を向けてみてください。
たとえそれがゲームや動画のような娯楽であろうと。。。
そこから、
思いがけない形で道が開けることもある
と感じています。
ちなみに我が家はゲームや動画に随分と助けていただいています。
不登校の子の卒業式|出席してもしなくても大切にしたい“たった一つのこと”
今日は松山市内の中学校の卒業式でした。
卒業を迎えられた保護者の皆さま、 本当におめでとうございます。
それぞれの卒業式
不登校だったお子さんとお母さん。
それぞれの形の 卒業式を迎えたのではないでしょうか。
出席した子
欠席した子
放課後に行った子
お母さんが証書を受け取った子
本当に
みんな違って、みんないい
と感じます。
大切なのは「正解」にすること
大切なのは
決めたことを 「正解」にすること
だと思っています。
同じ出来事でも
「仕方なくそうした」
と思うのか、
「これが今の私たちのベスト」
と思うのかで、
意味は大きく変わります。
捉え方で未来が変わる
捉え方が変わると、
幸福度が変わります。
そして
エネルギーの貯まり方も変わる
と感じています。
不登校の時間は
エネルギーを貯める時間
でもあります。
その時間を
どう意味づけるかで、
これからの親子の歩みは 変わっていきます。
お母さんへ
どんな形であっても、
ここまで来たこと自体が 本当にすごいことです。
だからこそ
「これが私たちの選んだ道」
と、 胸を張っていいと思います。
そしてこれからも
エネルギーを貯めていきましょう。
直したものはぶり返す、なおったものはぶり返さない」不登校の子に本当に必要なこと
私が心に残っている言葉の一つに
「直したものはぶり返す」
「なおったものはぶり返さない」
という言葉があります。
本当にそうだな、と思います。
子どもの「今」に合わないこと
子どもの「今」に合わないことを 周りがしてしまうと、
子どもは
エネルギーを貯めることができません。
不登校や引きこもりの子どもは、
エネルギーが枯渇している状態
とも言われます。
動けないのは、 怠けているからではなく
動くためのエネルギーが足りない
のかもしれません。
お母さんの「心配」のエネルギー
子どもが学校に行けない。
この状況になると、 お母さんはとても心配します。
その気持ちは 痛いほどよく分かります。
でも実は
お母さんの心配のエネルギー
も、とても強いものです。
子どもはそれを感じ取って
お母さんに気を遣ってしまう
こともあります。
そうなると
親は心配で疲れ、
子どもは気を遣って疲れる。
お互いに擦り減らし合っている状態
になってしまうこともあるのです。
先にお母さんが元気になる
そんな時は、
動けない我が子は ひとまずそっとしておいて
(たぶんその方がいい)
先に
お母さんが元気になりませんか?
お母さんのエネルギーが整うと、
家の空気も変わります。
そして
子どもがエネルギーを 回復していく環境が 少しずつ整っていきます。
おやこコーチングmamanoriaの考え方
おやこコーチングmamanoriaでは、
「再登校」を目標にするのではなく
お子さんの環境
(保護者も含めて)
を調えることを大切にしています。
そして
子どものエネルギーが 満ちていくプロセス
を一緒に見守っていきます。
「直す」のではなく
「なおっていく環境」
を整えていく。
それが 大切なのではないでしょうか。
