2024-12-08 12:11:00

発達障害・不登校が特別じゃなくなる未来に備える

 

発達障害や不登校が特別視されない時代がきています

これまで発達障害や不登校は社会で特別なこととして捉えられてきました。

ですが、これからは多様性が重んじられる社会の中で、発達障害や不登校の子どもたちも「特別」ではなく、個性の一つとして受け入れられる時代が到来しつつあります。

 

この変化の背景には、教育現場の柔軟化やテクノロジーの進化、社会全体の意識改革があります。

そして、この流れが今後ますます加速することは確実です。

特別視されない未来に向けて私たちはどう備えていくべきなのか具体的に書いていきたいと思います。

 

理由①教育システムの柔軟化

 

発達障害や不登校の子どもたちに対する教育現場の対応が、ここ数年で大きく変わってきました。

 

従来は、標準的なカリキュラムに適応できない子どもたちにとって、学校は苦しい場所になることが多かったです。

しかし現在では、個別のニーズに応じた支援が行われるようになりつつあります。

 

個別支援計画を活用した柔軟なカリキュラム設計や、オンライン学習の普及、子どもたち自身のペースで学べる環境が整いつつあり、発達障害や不登校の子どもたちはより適切なサポートを受けられるようになりました。

 

理由② 社会の意識の変化

発達障害や不登校に対する偏見は、かつては大きな壁となっていました。しかし、最近ではその壁が徐々に取り払われつつあります。

カミングアウトする芸能人や、特性に理解を促すような発信が増えたこともあり、社会全体の意識が大きく変わり始めています。

 

この意識の変化によって、発達障害や不登校の子ども達が社会での居場所を見つけやすくなり、生きやすい環境が増えてきています。

学校や職場での受け入れが進むことで、これらの状態が「特別」では無くなり、共生社会の実現が現実味を帯びています。

 

理由③ テクノロジーの活用による支援の強化

テクノロジーの進化も、発達障害や不登校の子どもたちをサポートするための大きな手段となっています。

オンライン学習や支援アプリ、さらにはコミュニケーションツールを活用することで、これまで以上に柔軟な支援が可能となりました。

特に、子どもたちが自宅で学べるオンライン教育の進化は、不登校に対して大きな突破口となっています。

また、発達障害を持つ子どもたちがスムーズにコミュニケーションを取れるようなツールやアプリが数多く開発され、これらのテクノロジーは、今後さらに支援の幅を広げ、発達障害や不登校の子どもたちが社会に溶け込むための重要な役割を担うでしょう。

 

子どもたちの未来に備えて・・・

 

発達障害や不登校が「特別じゃない」時代に向けて、家庭でもできることがあります。

子どもたちが「自分にはどういった得意や苦手があるのか?」という自己理解を深めるために、まず親が子どもの状態を観察し、サポートする方法を常にアップデートする必要があります。

 

人生の中にはたくさんの選択肢があり、選べるということ。

できないことをどうやったらできるようになるのかを一緒に考えること。

できないことを「手伝って欲しい」「教えて欲しい」と頼めるようになること。

 

集団の中で周囲と協力し合いながら、生きていくためにはまず家庭の中でそれができていることが必要です。

子どもたちの未来に備え、まず親がその方法を学びませんか?

彼らがより自立し、幸せな人生を歩むための手助けができるように・・・。

まとめ

発達障害や不登校が「特別」でなくなる未来は、すでに兆しが見え始めています。

私たちが今すべきことは、この流れに適応し、発達障害や不登校の子どもたちがより良い未来を築けるよう、家族で準備を進めていくことではないでしょうか。

 

おやこコーチングmamanoriaでは、個別・グループでコーチングを実施しています。

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子どもたちが自分の個性を大切にしながら成長できる社会を共に目指していきましょう。

 

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2023-12-03 10:30:00

りんごが言えない子への声かけ、実はNGでした|場面緘黙の子との関わり方

"りんご"の一言が言えない子に、つい言わせようとしていませんか?実はその声かけ、逆効果かもしれません。塾の先生から「体験に来た子にどうやって『りんご』と言わせたらいいか」という相談がありました。

「体験に来てくれた子が、一言も喋ってくれません。どうやって『りんご』と言わせたらいいでしょうか?」

詳しく話を聞くと、おうちでは普通に会話ができている様子。
ということは、場所や人によって言葉が出せなくなる「場面緘黙(ばめんかんもく)」の状態かもしれない、と感じました。

場面緘黙とは

家庭など安心できる場所では話せるのに、園や学校など特定の状況になると、声が出せなくなる状態のことです。幼児期から見られます。

発語させる声かけはNG

「これは何?」と聞いても、答えてくれない。困ってしまいますよね。

でも実は、声が出せない子にとって「言わせようとする声かけ」自体が苦痛になってしまうことがあります。

今回はカードを使った体験だったそうなので、
「りんごはどれかな?」と聞いてあげる方が、その子にとって答えやすかったかもしれません。

言葉以外のコミュニケーションを使う

「りんご」と声に出せなくても、りんごを指差すことはできたかもしれません。
指差しでも、ちゃんと【りんごはこれ!】を伝えられます。

「できない」に気づいたら、「じゃあ、どういう形ならできるだろう?」と考えてみる。
そうやって、【できた!】を一つでも増やしてあげる関わりが大切です。

先生には、「もし選べなかったとしても『これがりんごだね』とカードを見せながらお話しして、『今日はお話が聞けたね』で終わらせてあげてください」とお伝えしました。

目から鱗が落ちたような表情で、「早速やってみます」と仰っていました。

安心・安全な関わりとは

20年以上前、私自身も場面緘黙の女の子を担任したことがあります。
当時は「場面緘黙」という言葉自体があまり知られておらず、多くの先生が「緊張して喋れない子」というイメージで関わっていたように思います。

私なりに「怒らない」「スモールステップ」を意識してはいたものの、
「小さな声でいいからおはようを言ってごらん」
「口パクでもいいから言ってみようか」
というふうに、結局は"言わせよう"とする関わりが多かったように思います。

卒園式で返事ができるようになり、おはようやさようならも言えるようになりました。
結果としてはできるようになったけれど、当時の私にもっと知識があれば、彼女にとってもっと安心・安全な方法があったのではないか——今でもそう思います。

結果を急ぐ関わりをしていませんか?

支援がうまくいかないもどかしさを、つい子どものせいにしてしまったり、
「話せないと小学校で困るよ」というふうに、結果を急がせるような関わりをしていませんか?

恐怖や脅しで得られた結果は、また元に戻ってしまいます。
「治す」のではなく、「治っていく」関わりを大切にしたいですね。

おやこコーチングmamanoriaでは、保護者の方はもちろん、支援者の方からのご相談も受け付けています。

2023-10-05 22:30:00

他害をする子への対処法

お子さんが友達に対して叩いたり強い口調で言っているのを見るとハラハラしますよね。

 

私も幼稚園の先生をしていたころは叩くのはだめ!お口で言いなさい注意ばかりしていました。



ですが、発達支援のことを学ぶうちに他害をする子どもは自分は被害者なのだと感じていることがあるということを知りました。

具体的に言うとこんなことが言えるかもしれません。

 

子どもが他害を起こす理由

①刺激がつらい
相手の声が大きい・頭に響くような声

聴覚過敏でお友達が出す音(声など)が嫌な刺激になっているのかもしれません 。

 

②他害をしないと得られないものがある
他害をすると大人が相手をしてくれる・視線を向けてもらえる

支援者が問題行動にばかり反応を起こし、できているところに目を向けてない場合に起こりがちな支援の悪循環のケースです。

 

他害を起こす子どもへの対処法
①環境調整をする
音や光や匂いなど、子どもにとって苦手な刺激を減らしましょう。
声の大きな子と席を離す。BGMの音量を小さくする
これだけでも効果が出ることがあります。

 

②問題行動を起こしていないときの関わりを増やす
「今日もよく来たね」この一言で十分です。
問題行動はできるだけ受け流し、普段の関りを増やしましょう。

 

以上のことで
お子さんが落ち着いてくることがあります。

インストラクター向けコーチング

そんな視点でお子さんを見ることができる
保護者・支援者が増えると嬉しいなと
思ってこのブログを書いています。

 

2023-03-20 20:54:00

発語がない子との遠足で

私が凸凹ちゃんとのコミュニケーションに目覚めることになった出来事です。

 

発語がない5歳の女の子との遠足で

動物園の遠足で発語がない5歳の女の子の担当になりました。
自分の行きたい場所に行ってしまう。呼んでも戻ってきてくれない。追いかけると喜んで逃げてしまう。抱っこをすると泣き叫ぶ。
園のみんなとははぐれてしまうし、どうすることもできず困り果てました。

困り果てた末の行動は【視覚支援】だった
私は絵本やおもちゃなど気を引くものを何も持ってきておらず、リュックの中に入っていた動物園のマップを苦し紛れに彼女に見せました。
ところが、それが良かった!

それまでウロウロしていた彼女の動きが止まり、マップをジッと見ました。
「次はここだよ」と指を指すと、彼女はスーッと方向転換し、みんなと一緒の方向に進み始めたのです!
「分かるんだ!」「伝わったんだ!」私は通じあえた喜びを感じました。

伝え方のバリエーションを増やす
伝え方のバリエーションを知らない支援者は怒ったり、手を引っ張ったり駆け引きをしたりして何とか子どもを動かそうとします。
それはお互いに苦しいコミュニケーションになりがち。
現場の先生方にも子どもが自ら動く環境設定やコミュニケーション法を知ってほしい

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 そんな気持ちで活動をしています。