2026-11-03 22:54:00

癇癪がひどい子への対応、変えたら変わった

子どもに「やめなさい!」と大きな声で止めると余計に行動がエスカレートしてしまう。そんな経験、ありませんか。

子どもが起こす困った行動は、何度向き合っても慣れるものではなく、毎回こちらの心もすり減っていきます。


理解できない行動の裏に、ちゃんと理由があった

うちには長男と次男がいて、夏休みの宿題への向き合い方がまったく違いました。長男は8月31日の夕方になってようやく取りかかるタイプ、次男は大音量で音楽を流しながら宿題をするタイプ。

それぞれに理由を聞いてみたことがあります。長男は「9月はじめにテストがあるから早くやると忘れてしまう」。次男は「ふいに出る音、人の足音やドアの音、犬の鳴き声で集中が切れるから、メロディーが変わらない曲をわざと大音量で流している」。

発達の知識があったから「なるほど」と受け止められましたが、知らなければ「は?何言ってるの?」で終わっていたかもしれません。発達の事を知って、理解できない行動も、本人には必ず理由があると私は思うようになりました。


癇癪も別の角度から見てみると

「癇癪を止めようとすればするほど、エスカレートしてしまう」という悩み。

宿題のスタイルと同じように、癇癪にも本人なりの理由があります。言葉でうまく伝えられない気持ちや、感覚的なしんどさが、行動として外に出てきているのかもしれません。無理やり力で止めようとすると、本人には「分かってもらえない」という気持ちだけが残ってしまいます。


消そうとするより、観察することから始めてみる

癇癪への対応で大切なのは、行動そのものを消そうとすることではなく、その行動が出る前後を観察することです。どんな場面で、どんなタイミングで起きているか。それを知るだけで、対応の仕方がぐっと変わっていきます。

発達特性やグレーゾーンのお子さんは、周りの大人が背景を観察する視点を持つだけで、気持ちが軽くなることが多くあります。癇癪を「なくす」ことを目標にせず、「どうして起きているのか」を一緒に見ていく。そのまなざしの違いが、子どもにもちゃんと伝わります。


小さな観察を積み重ねていくこと

今日から、癇癪が起きた瞬間ではなく、その少し前の様子をメモしてみること。どんな音、どんな場面、どんな体調のときに起きやすいか。小さな観察を積み重ねていくこと。そうすることで我が子が「困らせる子」から「困っている子」に見えてくるかもしれません。


一人で観察をするのが難しい時は

とはいえ、日々の中で一人で背景を観察し続けるのは、本当に根気のいることです。何が理由なのか分からないまま、繰り返される癇癪に向き合い続けている方も多いのではないでしょうか。

おやこコーチングmamanoriaの発達相談では、お子さまの癇癪の背景を一緒に観察しながら、ご家庭でできる関わり方を具体的にお伝えしています。オンラインでも承っておりますので、松山市外の方も安心してご利用いただけます。

「うちの子だけ?」と一人で抱え込まず、まずは今の状況をお話してみませんか✨