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他害をする子への対処法
お子さんが友達に対して叩いたり強い口調で言っているのを見るとハラハラしますよね。
私も幼稚園の先生をしていたころは叩くのはだめ!お口で言いなさいと注意ばかりしていました。
ですが、発達支援のことを学ぶうちに他害をする子どもは自分は被害者なのだと感じていることがあるということを知りました。
具体的に言うとこんなことが言えるかもしれません。
子どもが他害を起こす理由
①刺激がつらい
相手の声が大きい・頭に響くような声
聴覚過敏でお友達が出す音(声など)が嫌な刺激になっているのかもしれません 。
②他害をしないと得られないものがある
他害をすると大人が相手をしてくれる・視線を向けてもらえる
支援者が問題行動にばかり反応を起こし、できているところに目を向けてない場合に起こりがちな支援の悪循環のケースです。
他害を起こす子どもへの対処法
①環境調整をする
音や光や匂いなど、子どもにとって苦手な刺激を減らしましょう。
声の大きな子と席を離す。BGMの音量を小さくする
これだけでも効果が出ることがあります。
②問題行動を起こしていないときの関わりを増やす
「今日もよく来たね」この一言で十分です。
問題行動はできるだけ受け流し、普段の関りを増やしましょう。
以上のことで
お子さんが落ち着いてくることがあります。
そんな視点でお子さんを見ることができる
保護者・支援者が増えると嬉しいなと
思ってこのブログを書いています。
発語がない子との遠足で
私が凸凹ちゃんとのコミュニケーションに目覚めることになった出来事です。
発語がない5歳の女の子との遠足で
自分の行きたい場所に行ってしまう。呼んでも戻ってきてくれない。追いかけると喜んで逃げてしまう。抱っこをすると泣き叫ぶ。
園のみんなとははぐれてしまうし、どうすることもできず困り果てました。
困り果てた末の行動は【視覚支援】だった
私は絵本やおもちゃなど気を引くものを何も持ってきておらず、リュックの中に入っていた動物園のマップを苦し紛れに彼女に見せました。
ところが、それが良かった!
それまでウロウロしていた彼女の動きが止まり、マップをジッと見ました。
「次はここだよ」と指を指すと、彼女はスーッと方向転換し、みんなと一緒の方向に進み始めたのです!
「分かるんだ!」「伝わったんだ!」私は通じあえた喜びを感じました。