2026-09-03 08:00:00

癇癪や自傷が減ったのはなぜ?子どもと親に起きた変化

毎日何度も癇癪や自傷が続いていた子が、ある時期からぴたりとおさまる。

先日、コーチングでサポートしているご家庭から、こんなご報告をいただきました。


「家での癇癪や自傷が一度もありませんでした」というご報告

いただいたメッセージを少しだけ内容を変えてご紹介します。

「今日はご報告があって連絡しました。息子、この4日間、家での癇癪や自傷が一度もありませんでした。あんなに毎日何度もあったのに、本当にすごいことだと思います。」

この過程で変えていただいたのは、視覚支援やコミュニケーションの方法です。その子に合った形に整えていただきました。

それに加えて、お母さん自身の中では、コーチングを重ねるうちに、癇癪や自傷という行動への捉え方が自然と変わっていきました。


捉え方は、お母さん自身の中から生まれたもの

ここで大切にしたいのは、この捉え方は、お母さん自身の中から自然に生まれてきたものだ、ということです。

コーチングでは、お母さん自身が自分の中にある考えや感情を整理していく過程で、行動の捉え方そのものが自然と変わっていきます。

行動を「やめさせるべきもの」として見ているうちは、その行動に振り回されてしまいます。

でも、その行動の背景を観察できるようになると、同じ場面でも受け止め方が変わってきます。

これは癇癪や自傷に限らず、夫婦や、職場でのコミュニケーションでも同じかもしれません。

行動の背景を観察しようとする関わりに変わった途端、関係性が大きく変わっていきます。


子どもの環境が変わる、ということ

視覚支援という「子どもへのアプローチ」と、お母さんの捉え方が変わるという「親自身の変化」。

このふたつが同時に進んだことが、今回の変化につながったのだと思います。

学校ではまだ荒れてしまう日もある。それでも、家での様子がこれだけ変わったというのは、お母さんという一番身近な環境が変わったことの表れでもあります。


心を調えることから、始めてみませんか

子どもへの対応方法を変えるだけでなく、親自身の心の状態を調えていくこと。

この両方に取り組めたとき、子どもにも親にも、無理のない変化が起きていきます。

おやこコーチングmamanoriaでは、心を調えるコーチングで、そのお手伝いをしています。

今のご自身の心と、じっくり向き合ってみませんか。

2026-09-02 08:00:00

ポリヴェーガル理論講座で気づいた、子どもと自分を責めない子育てのヒント

誰かと話していて、否定されずに受け止めてもらえたとき、肩の力がふっと抜けた経験、ありませんか。

先日、臨床心理士の吉里恒昭先生によるポリヴェーガル理論講座に参加してきました。

今日はそこで感じたことを、子育てや親子関係の話として書いてみます。


書き留めた言葉がノート4ページになった講座

ポリヴェーガル理論は、心と体を自律神経の状態から見ていく理論です。

子どもの「困った行動」を、性格や育て方のせいにせず、心と体のサインとして見立てる視点を、吉里先生は丁寧に教えてくださいました。

気づけば、書き留めたい言葉でノートが4ページに渡っていました。

私は普段コーチングを仕事にしていますが、お客さまとの話し合いを重ねているうちに、自分も相手も責めない話し合いになってきたなと感じる瞬間があります。

たとえば、どうにかして子どもを学校に行かせたいと思っていたお母さんが、話しているうちに「今、目の前のこの子にできることは何だろう」と考え始める場面に出会うことがあります。

吉里先生の話を聞いていて、「ああ、あれはこういうことだったのか」と、コーチングの現場で感じてきたことの意味が言葉になった感覚がありました。


悪者を作らない、原因を決めすぎない空気感

講座の中では、支援の現場でよくあるような状況が事例として出てきます。

そのとき印象的だったのが、吉里先生の話の進め方でした。

誰かを悪者にすることなく、原因を「これだ」と決めつけすぎることもなく、状況をそのまま扱っていく。

「それもいいんだけどね」と、否定せずに一つひとつを受け止めながら話が進んでいく空気感が、とても居心地がよかったんです。

否定がない・悪者がいない会話はこんなに安心できるのかと感動しました。

講座が進むにつれて、参加者の皆さんの表情が少しずつやわらいで、最後には自然と笑顔になっていく様子も、印象に残っています。

これは子どもとの関わりにもそのまま当てはまることだと思います。

「誰が悪いか」「原因は何か」を決めつけようとする関わりと、悪者を作らずにいったん状況を受け止めてから関わるのとでは、子どもの中に生まれる安心感がまったく違います。


自分を責めることと、自分で決めることは別

否定がない、悪者を生み出さない話し合い。

これは人に安心感を与えます。

自分を責めることもあると思いますが、そこからもう一歩進んでみませんか。

うまくいかなかった過去や、まだ変わらない現状も、いったんそのまま受け止めて、「じゃあ今、何をしようか」と自分で選び取っていく。

これができるようになると、親子関係も夫婦関係も、驚くほどラクになります。

私自身、様々な学びを重ねてくる中で、自分自身が発達してきたなと感じますし、今は感謝が湧いてくる感覚があります。

それは、否定されずに受け止めてもらえる場に身を置いてきたことも大きいのだと、今回の講座で改めて気づかせてもらいました。


自分も相手も責めずに、いい方向へ

子育てで悩んでいるとき、私たちはつい自分か子ども、どちらかを責める考え方に陥りがちです。

でも本当に必要なのは、責めることではなく、今、目の前の親子関係に何ができるかを一緒に探っていくことだと思います。

おやこコーチングmamanoriaの親子関係講座では、こうした「自分も相手も責めずに、いい方向へ向かう」関わり方を、具体的なワークを通してお伝えしています。

一人で抱え込まず、まずは今の親子関係を一緒に見つめ直してみませんか。

2026-09-01 12:00:00

9/1だけが特別なわけじゃない|不登校→復学への道のり

こんにちは。おやこコーチングmamanoriaの川手美香です。

今日は9月1日。
新学期を迎えたご家庭も多いのではないでしょうか。

「9/1は頑張ってみよう」と思う子もいます

不登校のお子さんの中には、「始業式は頑張ってみよう」そう思う子もいます。

始業式はすぐ終わるし、みんなも久しぶりだから。
我が家の息子にとっても、新学期は行きやすいタイミングのようでした。

もちろん、これはうちの子の場合の話で、すべてのお子さんに当てはまるわけではありません。

でも、数日で行けなくなることもある

久しぶりに行けたとしても、そのまま登校できる子もいれば、数日でまた行けなくなる子もいます。

我が家は、行けなくなることを何度も経験してきました。

「せっかく行けたのに」
「また行けなくなるかもしれない」

新学期のたびに、そんな気持ちで我が子を見ていたことを、今でもよく覚えています。

でも、ずっとではない

人は、チャレンジして、疲れて、安全な場所(親や家)に戻ってくる。
そしてまた蓄えて、安心を感じてまた戻っていくことを繰り返すそうです。

不登校は、行ったり来たりするもの。我が家の場合は急に行け始めることはなかったです。
行けた日も、行けなかった日も、どちらもその子にとって必要なプロセスの一部でした。

「今日行けたかどうか」だけを見ない

親としては、どうしても「行けたかどうか」に一喜一憂してしまいます。

でも、結果だけを見ていると、子どもも親も、疲れ切ってしまいます。

問題行動を消そうとするのではなく観察する。結果がどうであれできるだけいつも同じように関わるように意識をする。

行ったり来たりを繰り返しながら、少しずつ力を蓄えていく我が子を見守っていく。
それが、親にできる一番のサポートだと感じています。

親子関係のための連続講座、たくさんの方と学びたいです

そんな、子どものチャレンジと休息を長い目で支えられる親であるために。
親子関係のための連続講座を9月18日(金)21:00から開催します。

すでに受講してくださった方の再受講も、大歓迎です。

最終締切は9月6日です。

たくさんの方と一緒に学べることを、楽しみにしています。
2026-08-31 11:49:00

オンライン発達相談リニューアルのお知らせ

こんにちは。おやこコーチングmamanoria川手美香です。

今日はオンライン発達相談のリニューアルのお知らせです。


発達相談の内容がリニューアルしました

これまでは30分と60分の2種類のメニューでしたが、これからは1回(60分)か、2回コースかを選んでいただけるようになりました。


2回コースに振り返りを入れた理由

なぜ2回コースを用意したかというと、振り返りをすることで「聞いた対応を実際に試してみて、お子さんの反応がどうだったかを一緒に確認できるから」です。

対応の方法だけを聞いて終わりにすると、それが本当にお子さんに合っていたのか、どこを調整すればもっとフィットするのか、確かめないまま終わってしまうことがあります。

2回目でやってみた結果を聞かせていただくことで、その子に合った形に対応を調整していくことができます。

さらに、うまくいかなかった部分があれば、次はどう関わってみるとよさそうか、次の一歩も一緒に考えていけます。


2回目は2週間後を目安に

2回コースをお選びいただいた場合、1回目から2週間後を目安に2回目を行います。

2週間くらい試してみることで、色々なことが分かってくるからです。

「合っているか不安」「一回だけだと聞きっぱなしになりそう」という方は、ぜひ2回コースを気軽にご利用ください。


一回の正解探しより、試して振り返る積み重ねを

発達や不登校の相談は、一回で「正解」をもらって終わり、というものではないと感じています。

試してみて、お子さんの様子を観察して、また相談する。その積み重ねの中で、その子に合った関わり方が少しずつ見えてきます。

気になっていること、まずは気軽に聞かせてください。

2026-08-24 21:42:00

子どものピンチ、勝手に解決していませんか?「失敗への耐性」が自立を育てる

こんにちは。おやこコーチングmamanoriaの川手美香です。

次男が、2週間の東京旅に出かけました。
不登校の時に支えてくれた方々に、会いに行くためです。

「愛され力」で実現した今回の旅

持ち前の「愛され力」で実現した、今回の旅。

飛行機代などの必要経費は、自分のバイト代で賄いました。

ただ、遊ぶお金は給料日に間に合わず、結局私が立て替えることに(笑)
詰めが甘い。……いえ、私も甘いんですけどね。

「なんとかなる」と言えるのは、乗り越えてきたから

「なんか忘れてる気がするけど、大丈夫よね」

そう軽く言えるのは、これまで自分で自分の大ピンチを乗り越えてきたからだと思います。

「癇癪があるから」
「発達凸凹だから」
「どうせ無理」

そう言って、子どものピンチを親が勝手に解決してしまっていませんか?
私も、それをしていた一人でした。

「子どもの尻拭い」をし続けるのは、もう嫌だと思った

でも、それではいつまで経っても、私の負担は減らない。
そう気づいたんです。

子どもの尻拭いをし続けるのは嫌だ。
そう思ったところから、私は少しずつ変わっていきました。

小さな失敗から「失敗への耐性」を育てる

少しずつ、小さな失敗から始めて、「失敗への耐性」を育てていきました。

失敗すると分かっていても、手出し口出しを耐える。
ヘルプサイン(援助要請)には、ちゃんと応じる。
アドバイスではなく、一緒に状況を整理する。

そんな積み重ねが、「何かあってもなんとかなる」という自信につながっていると感じています。

親子の「適切な距離感」を、一緒に育てませんか

解決してあげることは、優しさのようでいて、子どもから「乗り越える経験」を奪ってしまうことがあります。

見張るでも放置でもない、ちょうどいい距離感。
これは、頭で分かっていても、日々の中で一人で保ち続けるのは簡単ではありません。

そんな親子の適切な距離感を育んでいく連続講座が、9月から始まります。